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図5 ニユーエクササイズウォーキングの筋電図

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図6 ニューエクササイズウォーキング

ニューエクササイズウォーキングの3つのポイント
?@ 背すじを伸ばす〔上体を引き上げる〕
?A 足先を少こし外向きにする〔腫を一直線上に置く)
?B 強く踵を押し上げる〔強いpushoff〕
日常歩行に比し、より積極的に働く筋(○印)腹筋。背筋上部。大腿直筋・ハムストリングス・大殿筋また、背すじを伸ばすことを意識するには、背筋上部を積極的に使わなければいけない。この筋の使い方を習得するには、背筋上部の筋活動を音(あるいはメーターの針の振れ)に変え、本人に認識させる筋電図バイオフィードバックが非常に効果的である(図7)。
図8は、筋電図バイオフィードバックによる姿勢矯正を示している。
悪い姿勢(ねこ背)では筋電図バイオフィートバック計のブザー音はならないが、背すじを伸ばした良い姿勢になると背筋上部が強く働き筋電図パイオフィートパック計のブザー音がなり、姿勢矯正が容易に行なえた。現在のところ、筋電図バイオフィードバック計は高価なので1家に1台というわけにはいかない。しかし、このような筋電図バイオフィードバック計がなくても、鏡等を用いて姿勢矯正を行なう方法でも十分効果はあげられる。
以上のことから、歩行速度をあげなくても背すじを伸ばすこと等を意識した歩行は、踵押し上げ時、ジョギングと同様にハムストリンクスが参画することが明らかとなった。また、背すじを伸ばすことによって躯幹筋の背筋上部、腹筋が働き姿勢矯正にも大いに役立つことがわかってきた。

 

 

 

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